日本へ向けて

とうとうこの日が来てしまいました。

朝起きてメールをチェックしたら・・・
仕事のメールが来ていて「今、紹介できる案件はないです。」とのこと。
営業さんも相当苦労しているみたい。

まぁ、こっちは３か月ものほほんと
何もしないできたし、
自分に営業能力がないから仕方ないですね。

とりあえず、何をしたいか考えます。

やっぱり手を使ったことがやりたいなぁなんて思いました。
フラメンコはもっと修行がしたいなぁ。

他は？　料理、指圧、トレーナー・・・。
いずれも０から修行が必要ですね。

ただ、日本で勉強したいことも山ほどあります。
１か月間様子を見ながらバイトという手もあるのかなぁ？

奥さんにまた「大黒柱としての自覚あるの？」
とか言われそうですが・・・

まぁ、踏ん張りどころでしょう。

いろんな意味で人生の転機ですね。
普通に会社勤めしていたら
こんなにバタバタしなくて済むのかもだけど
でもこんなことにも巡り合えない！
このチャンスは生かさないと！

そんなこんなでホテルをチェックアウトし
タクシーでバラハス空港に向かいました。
とてもまともな運転手で何事もなくＴ１に着きました。
25ユーロくらい。

さっそく荷物を預けに行きましたが、今回も行きと同じくマレータ(スーツケース)が23kgでした。
でも何も言われずにすみました。係の人が良い人だったのかな？
ギターももちろん機内持ち込みＯＫ。
次回からは少し荷物を送ることを考えます。

飛行機を待っている間、心の声を文字にしてました。
マインドマップまではいかないけどその類のものを作成。

今まで楽観的に生きてきたけど、もう少し積極的に動いてみようと思いました。

いままでの生活を一度壊した上でやって来たヘレスだから、
良いこともある反面、大変なことも待ち受けてます。
でも変化とか成長ってそういう面はつきものだから
慌てない騒がないで行こうと思います。

慌てるといえば・・・。
今回の飛行機の乗り継ぎはとても時間が短いです。
なんと40分！。あまりの短さに調べてみたら
ルフトハンザのミュンヘン空港での乗換えは30分で可能なことを売りにしているみたいです。
それでたぶん大丈夫だろうと思っていましたが、
よりによって自分が乗るマドリッド発の飛行機が少し遅れました。
この時点でだいぶハラハラドキドキ・・・(T_T)

やっと搭乗できたと思ったらとても小さい飛行機でギターがどこにも入れられません。
たまたまビジネスクラスの後ろの席が開いていたのでそこに置かせてもらえました。ラッキー♪



それでホッとしたけれど、乗り換えのことが頭から離れません。

乗務員に質問しようと思い、訳文を作ろうとしたら、
英文を作っていた自分に気づき、スペインから離れて行っていることを実感しました。

とりあえず、この飛行機が遅れて次の飛行機に乗り換えできるか心配しているということを伝えたら
一言「Don't Worry!」と言われました。
雰囲気的にこの手の質問に慣れている感じだったし
あまりに自信たっぷりだったので「大丈夫なのだろう」と自分に言い聞かせました。

もしもダメでもミュンヘンに降りられたら
それはそれでラッキーかもとも思えたし(＾＾;;

飛行機から降り、バスでターミナルへ移動。
バスが発車した時点で離陸まで残り30分です。

ターミナルに着くと何人かの人が走り出しました。
ぼくも走りました。

少しして出国審査がありました。
コンタクトじゃないし、髪型も違うし、焼けて色黒だし、痩せたし・・・
でも時間がないからそんなにパスポートと顔を見比べないで（－”－；）
ちょっと手こずったけど審査パス。

次は搭乗口です。
あれ？手荷物検査がない！だから早いのか！

気がついたらバスが出てから10分ちょっとで搭乗していました。すごい！
なんだか東京駅の横須賀線乗換え、京葉線乗り換えとかよりよっぽどスムーズです。
でも心臓に悪いです・・・（－”－；）
席に着いてから疲れが来てしばらく息を切らせていました・・・。

無事に離陸して時計も７時間進めて
あとは席に座って無事に成田に着くのを祈るのみです。




■現在も国際線で活躍する主力機B747-400 ボーイング (D-ABTH） STAR ALLIANCE塗装 ルフトハン...