方舟に遺志を乗せて

衝撃の訃報から一夜明けた今日、ノアは興業を続けました。

三沢の遺志を継ぐということと理解します。

この日のメインはシングルのヘビー級選手権試合。
本来は 秋山(王者) vs 力皇 のはずでしたが、
秋山が椎間板ヘルニアが悪化して王座を返上し、
力皇 vs 潮崎 の王者決定戦に変更になりました。

潮崎は昨夜のタッグのタイトル戦で三沢のパートナーだった選手です。

若手の有望株だけどタイトル目前でくすぶっている選手。
少し前のタッグリーグで三沢のパートナーとして出場。
見事リーグ優勝して昨日のタイトル戦に臨んでいました。
三沢の最後のパートナー。

一方の力皇は過去に王者経験もあり、
三沢からは他団体との試合でパートナー指名を受けたりしていた選手。

序盤は力皇のパワーに押されたものの
潮崎は三沢の得意技のローリング・エルボーやランニング・エルボーを
繰り出して応戦。
最後はゴーフラッシャーでGHC初戴冠とのことです。



この潮崎戴冠の記事を読んだ時点でまた涙・・・。

三沢の最後のパートナーとして
その遺志を継ぐ者としてこれからのノア、
そしてプロレス界を牽引していってほしいです。

一方、三沢にバックドロップを放った齋藤彰俊は入場から泣きじゃくっていて、
それでも涙をこらえ歯をくいしばって試合を続けたとのこと。
ファンも齋藤に暖かい声援を送っていたようです。
試合後にリングサイドの遺影に向かって齋藤が土下座。

バックステージで「自分はどんなに重くて大きい十字架でも背負って、前進して、精進していきます！」との発言。

ほんとうに辛いと思う。いくら試合とはいえ、辛すぎる結果だったと思う。
でも齋藤は昨日防衛したGHCタッグタイトルをできる限り持ち続け、
さらにはもっと強くなってGHCシングルを初戴冠して
天国の三沢に報告することがいまできる何よりの恩返しなのかなと思います。
負けるな齋藤！僕は応援します！

もちろん、他の選手や関係者のだれもそれぞれとても辛いと思う。
でも負けないで三沢の遺志を継いで方舟を漕いで行って欲しいと切に願います。

帰国したら時間を作って東京近郊の試合を観に行きたいとおもいます。

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